理事長所信

2021年度 公益社団法人 いわき青年会議所
第17代理事長 中根 雄一郎

2021年度いわきJC基本理念
時代の変化に柔軟に対応できる人財による新しい「いわき」の創造
2021年度いわきJC基本方針
1.変化に対応できるかけがえのない人財による強固な組織づくり
2.次世代に伝えるべき価値創造
3.災害に強いまちづくり
4.地域資源を活用したいわきの活性化

2021年度スローガン
UNITE! 心を通わせ結束し、行動しよう

【はじめに】
私が2016年にいわきJCに入会させて頂いたのは、お世話になっていた先輩からの
紹介でした。当時の私は父と二人だけの会社で狭い人間関係の中で生きており、仕事以外
に本気で打ち込めることを探している中で、地域のために汗を流しているJCという青年
経済人の団体があるということを聞きました。様々なバックグラウンドを持つ人の集まる
組織に魅力を感じ、いわきJCに入会させていただきました。それから5年が経ち、多く
の個性的な仲間たちとの出会いがあり、事業を計画し実施する楽しさを知り、同時に、人
に伝えることの難しさ、思いどおりにいかない悔しさを知りました。先輩方からは叱咤激
励と、自己満足だけの活動では人には伝わらない、ましてや市民には響かせることはでき
ないとご指導を頂き、JCに入会していなかったら得られなかったであろう様々な成長の
機会と貴重な経験を積むことができ、かけがえのない時間を過ごしてまいりました。
JCはまちづくり団体であると同時にひとづくり団体です。20歳から40歳までの限
られた時間の中で、1 年ごとに場を変えることのできる単年度制の組織であります。それ
ゆえ、毎年違った立場からの多角的な視点を身に付けることができ、また、様々な役職を
経験することで自己成長する機会を得ることができます。永きにわたりそれぞれの地域で
先輩方が活躍されてきた5JC時代を経て、いわきJCに統合されてから16年、先輩方
はJC運動を通し自己を高めることで、卒業後は再び自分たちのまちに戻り、地域を牽引
するリーダーとして活躍してこられました。
我々もJCという学び舎で得た知見を地域に持ち帰り、一人ひとりが地域にとってかけ
がえのない人財となるために、次代に責任を持つ世代として心を通わせ結束し、行動して
まいりましょう。

【かけがえのない人財による組織強化】
少子高齢化、人口減少は依然としていわきの重要な課題であり、若者の首都圏への人口流
出が県内の類似都市と比べても顕著である現状があります。また、昨年の新型コロナウィル
スによる社会的な行動・参集制限、経済への深刻な影響が会員企業にも現れており、JC運
動に時間や労力を割けない会員も出てきております。
このような厳しい環境下であるからこそ、我々が地域に必要とされ、それぞれの組織の中
でかけがえのない人財となるために、会員が品格ある青年としての意識をもち、自己成長の
ための機会を提供し、組織力を強化していかなければなりません。
いわきJCにおいても入会年数が浅い会員が多数を占め、JCの魅力や本質を知らない
まま卒業を迎える会員が多いのが現状です。先輩方が行ってきた運動の時代を知る会員は
少なくなり、入会の動機やJCに求めるものも過去とは大きく様変わりをしています。この
ような中でも、会員一人ひとりのモチベーションを上げJCの魅力を知ってもらい、一人で
も多くの会員にJCを通しての学びや、気づきを得てもらうために積極的に活動に参加で
きるような取り組みが必要です。
100名の若者が心を通わせ結束し一つの方向を向くことができたとしたら、どれほど
の力強い集団ができるでしょうか。地域社会にインパクトを与えることができる組織とな
るはずです。そのような運動が展開できる組織を目指してまいりましょう。

【次代を生きる子どもたちのために】
未来を生きる子どもたちに、我々JCは何をすることができるのでしょうか。私は学校や
親兄弟とは違った立場から、地域で生きる大人の一人として、青少年に関わっていかなけれ
ばならないと思います。
これからの世界がどうなっていくのかと考えた時、デジタルテクノロジーの技術革新に
より、現在ある仕事の多くは人の手が要らなくなるといわれています。そのような中で、ど
んなに技術が発達しても人に求められる力は、青少年が主体的に考えることを学び、自ら答
えを導き出すことだと考えます。
それは、主権者教育にも繋がってきます。いわき市の投票率の低さは若年層においてとり
わけ顕著であり、未来を担う若者の主権者意識は決して高いとはいえないのが現状です。地
域の未来を担う若者に対して、自分たちのまちに関心を持たせられるような取り組みをし
ていかなければなりません。
そして、子どもたちが自分のまちについて主体的に学び、いわきの素晴らしさを知っても
らうことで、次の世代に生きる若者が未来を担う人財として成長できるように行動してま
いりましょう。

【頻発する災害に備える】
近年、地震や豪雨災害などの自然災害が頻発することから、平常時より発生することを想
定して、そのための準備をしておかなければならないものとなりました。市との災害支援協
定を現実の備えとするならば、私たち自身の心の備えも求められております。
本年は、東日本大震災より10年を迎える大きな節目となる年となります。震災を経験し
た我々が復興から創生へ向けて、何を残してきたのか、これからどう在るべきなのかの節目
となる年に、市民の皆様と共に震災を風化させぬよう、そして、いわきを真に災害に強いま
ちにするために市民の皆様と心を通わせ結束し、一人ひとりが災害に備える意識を持ち続
けられるよう、行政や関係諸団体様と連携して行動してまいりましょう。

【豊かな地域資源の有効活用】
広大な面積を誇るいわきには我々が見つけ出せていない可能性があるはずです。私たち
の住むこのまちが将来も住み続けられるまちとして持続的に発展していくためには、地域
資源を有効活用していく事が求められております。
広域かつ多様ないわきの地域資源をまずは市民の皆様に認識していただき、そこから内
外に発信することで、交流人口の拡大や地域の活性化を図るなど、様々な効果をもたらす運
動を展開してまいります。
いわきの地域資源を有効活用し、新たなまちづくりの可能性を発掘することができれば、
そこから地域振興の芽が出てくるはずです。我々いわきJCの運動で市民と地域を巻き込
み行動を起こしましょう。

【急速に変化し続ける時代の中で】
人々の価値観が多様化し、急速に社会の在り方が変化し続ける中で、いわきJCは地域
を牽引する若きリーダーとして、関係諸団体と連携をとりつつ、時代の変化に合わせて運
動を推進していかなければなりません。
昨年はJCとしての在りかたが大きく変わった年でした。新型コロナウィルスの影響で
移動や参集が大きく制限され、未だ収束が見込めない中で、WEB会議やWEB例会の手
法を踏まえつつも、新たに現れるであろう課題に対しても柔軟に対応できるように組織と
してJCの新たな在り方が問われています。否応なく変化を求められる時代だからこそ、
我々が自らの意志で次世代へのビジョンを示し、明るい豊かないわきを実現させましょ
う。

【結びに】
社会の変化はあまりにも速く、常に変化を求められる中においても、故郷を想い活動し
てきた先輩諸兄が築かれてきた伝統を継承しつつ、真摯に地域のためを想い、我々一人ひ
とりがJAYCEEとしての魅力ある人財の溢れる組織となり、心を通わせ結束し、行動
することができれば、活気にあふれるたった一つのいわきを創り上げることができるはず
です。

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