理事長所信

2018年度 公益社団法人 いわき青年会議所
第14代理事長 蛭田 啓一

● スローガン

絶え間なき努力と挑戦! 真の想いに誠を尽くせ

 

 【はじめに】
私がJCに入会したのは2004 年の夏でした。それから半年後、私が在籍した勿来JCを含め、
市内に存在した5 つのJCは「いわき」という故郷の繁栄を共通のテーマとして統合し、新し
い風を起こし、これまで数多くの運動を展開してきました。一つ一つの運動には、先輩方の努力
があり、いわきJCが今に受け継がれています。私は、この14 年余りの活動を通し、多くの方々
にお世話になりたくさんの経験をさせていただきました。そして、同志といえるたくさんの仲間
と出会い、今も変わらずお付き合いをさせていただいております。生来、内向的な私の中の可能
性を信じ、期待を持ち続けてくれた先輩や仲間にとても感謝しています。
私たちJaycee は、一人ひとりが、地域で生活する一社会人として、常に、自身の会社や家庭、
そして地域において、最善のあり方や最良の成果を求めて行動していますが、人にはそれぞれに
違う考えがあり、百人いれば百の考えが存在します。多くの人間が一つの目標を掲げて、ともに
行動していくためには、それぞれの多様性に富む能力と持ち味を活かし、互いの考えを融和させ
るために、心を開いた議論を重ねて新たな価値観を創出していくことが重要です。私たちは、現
代を担う青年経済人として、社会に貢献する奉仕の心を持ち、切磋琢磨しあえる仲間とともに、
夢ある故郷の実現に向けて行動を続けてまいります。そして、自身の成長を信じながら、地域を
知り、より多くの知識を身に着けて、一人ひとりが、主体的に行動し故郷を牽引するリーダーと
して、地域の発展を目指してまいります。
JCは、その特徴として単年度制があります。与えられた一年という時間の中で、自分自身を
見つめ、苦手な分野でも挑戦を重ねていくことで、物事に対する理解力や判断力が向上し、新し
い自分との出会いに繋がります。あらゆることにチャレンジする気持ちを持ち、失敗を恐れるこ
となく、自身が持つ可能性と能力を十分に発揮できるように、常にまだ見ぬ自分に向かって挑戦
していく勇気が必要です。
JCが持つスケールメリットを活かした様々な経験と、たくさんの人と交流し自分を磨き続け
ることで、故郷から頼りにされる人財へと成長していきましょう。今を預かる私たちJaycee が
誰よりもたくましさを持ち、その姿を、次代を担う子どもたちへ見せていきましょう。受け継が
れてきたバトンを後世に繋いでいくことが私たち青年としての役割と考えています。

【強い組織づくり】
いわきJCは、これまで先輩方の努力により、JCが持つその特性を活かしながら、その時代
に合わせて組織運営を行ってきました。私たちは、市民へ発信していく運動が、より価値あるも
のであるために、会員や地域、市民の方からの信頼と負託に応えていく盤石な組織運営を行う必
要があります。私たちは50年以上受け継がれてきたこの組織を受け継ぎ、今よりも盤石な組織
を確立し、次の青年へと繋いでいかなくてはなりません。
そのためには、会員一人ひとりが、JC運動の輪をより広げていくために、常に志を同じくす
る同士を迎え、増やしていくことが必要です。ともに青年としての大切な時期を楽しみ、苦しみ
を分かち合える仲間を一人でも多く増やし、地域の将来像を新たなる価値観で切り開いていく、
そんなJCという学び舎の中で、会員同士が切磋琢磨し、互いを思いやり尊敬し合える仲間とと
もに、未来を語り合える夢溢れた素敵な組織にしていきたいと考えています。

【たくましいまちづくり】
東日本大震災から7年が経過しようとしていますが、私たちの故郷は未だ復興の道半ばにあり
ます。また、今もなお、避難を余儀なくされた多くの方たちがいわきに住まわれています。私た
ちは、浜通りの復興を誓う者として、まちの将来をともに見据えて、故郷の復興のビジョンを描
いていかなければなりません。時代は近代日本建国以来、はじめて経験する超少子高齢化社会を
向かえ地方創生に向けた戦略と推進が求められています。いわきにおいては東日本大震災以降、
社会動態の変化によって約35万人の地方都市となりましたが、出生率の低さや若者の首都圏への
人口流出は、県内の類似都市と比べても顕著になっています。新たなまちの形態が求められてい
く今後の故郷においては、時代に適応したそれぞれ地域のあり方を考え、市民とともにいわきが
持つ広域多核都市としての独自性を磨いていかなければなりません。そして、市民が暮らしやす
いまちを求めて、その環境を将来に向けて整えていくことが必要です。
さらには、いわきが魅力あるまちとして将来に続いていくために、昭和40年以降、観光産業の
シンボルとして、これまで根付いてきた「フラ」をいわき独自の文化として確立し、他県に誇れ
る魅力にしていきたいと考えております。官民が一体となり「フラ」文化を推進し、地域の方々
との交流を図りながら、「フラ」を市民の日常生活に浸透させ、いわき独自の文化として、その
力を故郷の発展に繋げてまいります。その先には必ず、いわきの魅力に多くの方々が共感し、多
数の人々がいわきに興味を持ちいわきに訪れる、人と人とが触れ合う活気にあふれた故郷の姿が
あります。
また、近年日本の各地においては、自然災害が多発しており甚大なる被害を齎しています。東
日本大震災から7年が経過しますが、私たちは、震災の記憶を決して風化させてはなりません。
我々の故郷が災害に強いたくましい街として、未来に在り続けていくためにも、震災で得た教訓
はしっかりと後世に繋いでいく必要があります。その役割が、次代を担う者たちのために我々に
はあります。いつまた襲ってくる災害に備えていくためにも、常に防災・減災への意識を持ち平
時より対策に取り組んでいく必要があります。そして、市内の支援だけに留まることなく、各地
の災害に対しても震災で得た経験や学んだ知識を活かし、能動的に支援ができる体制を整えてい
きましょう。さらには、自助、共助、公助のそれぞれの役割の基で行動し、関係機関との連携を
強化し有事の際に備えてまいります。

【協働によるまちづくりへの取り組み】
昨年いわきJCは、いわき市やいわき市商工を中心とした関係諸団体と共に「スポーツの力い
わき市を東北一の都市にする。夢・感動・未来づくり」で共同宣言を行いました。スポーツは、
エンターテインメントとしての集客力と産業の成長に期待がもてます。スポーツを核にまちづく
りを展開することで、いわきに多くの人を呼び込み、関連産業の集積を図ることにも効果がある
と考えられます。スポーツには人をワクワクさせる力、夢と希望を育む力、自分の弱さを克服す
る力があります。その力を地域として最大限に活用し、子どもたちの健全育成や、市民のコミュ
ニティ創出、健康増進などに活かし、市民がスポーツを通じて故郷と一つになり、故郷に誇りを
持つ社会を市民の皆さんと共に目指してまいります。

【次代を担う子どもたちへ】
少子高齢化が進むこの日本において、これからを担う子どもたちの健全な育成は最も大事な取
り組みの一つと言っても過言ではありません。しかしながら、今の子どもたちを取り巻く環境は、
核家族化の進行や、地域コミュニティの衰退、またITの加速度的普及による他世代との交流環
境の悪化に晒させております。他人とのコミュニケーションの変化や減少は、子どもたちの他者
を慮る協調性や、社会の中での自分自身を確立する自立性を奪うことにも繋がります。子どもた
ちは故郷の次代を担う存在であるからこそ、人にやさしく、自分の可能性を信じられるように育
んでいかなければなりません。そのためにはまず、自分たちが生まれ育った故郷の良さに気付き、
その故郷に愛着を持つことが重要であると思います。また、今よりも厳しい社会情勢が見込まれ
る時代にバトンを渡される今の子どもたちには、これからの社会の嘆きを憂うことだけでは無く、
社会を前向きに変えていこうとする強い気概が必要です。その気概を醸成するために、自分自身
の成長と自立が社会の発展に繋がることを認識してもらえる様な活動を行ってまいります。そし
て、この地域をこれからも大切に繋いでいくために、いわきJCは子どもたちの親や地域の方々
とも連携した青少年の育成に取り組んでまいります。

【出向者への支援】
私たちの地域JCは、自分たちのまちの問題を改善し、より良いまちの環境を次世代に繋いで
いくために活動を行っておりますが、広域的な問題の解決には一地域JCの力だけでは限りがあ
ります。その問題を解決するために、情報を共有した横断的な活動によって、問題を解決しよう
と日本JCを始め、各協議会を全国の地域JCが集い作ってきました。
本年度いわきJCは、日本JC福島ブロック協議会の会長を輩出することが決まり、県内の同
志たちとの情報の共有と問題の解決に向けた議論が深まる好機を得ることができました。この機
会をLOMとして活かし、福島ブロック協議会をはじめとして出向するメンバーの活動をこれま
で以上に支援することで、出向者が得る経験をLOMへ還元し、LOMが活性化する良い流れを
生んでまいります。

【むすびに】
私たち一人ひとりが自分自身と社会の未来を切り拓いていく主人公として、自分が成長
する可能性を信じて、目の前の課題と自分自身の弱さに挑戦していきましょう。まだ見ぬ
成長した姿から見える社会は、より彩鮮やかに明るく皆さんを迎えてくれるはずです。
そんな、まだ見ぬ自分に出会わせてくれるのがJCです。JCが持つ様々な方々との出
会いを通じて、自分自身を磨いていきましょう。
自分自身の成長は自分だけのものに留まらず、他者と故郷を明るく照らします。
共に夢を持ちましょう!共に未来を描きましょう!素敵な自分と故郷を創るために!

●2018年度基本理念

可能性が広がるJC運動と夢溢れる故郷の創造

●2018年度いわきJC基本方針

1. 伝統と時代に適応した組織づくり
2. 自身が変革する覚悟を兼ね揃えた強い人財の育成
3. 特性を活かした夢と魅力ある地域の創造
4. 未来を見据えた次世代社会の創造

公益社団法人 いわき青年会議所 2018年度
第14代 理事長 蛭田 啓一

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