理事長所信

2020年度 公益社団法人 いわき青年会議所
第16代理事長 斉藤 和治

スローガン

想いをカタチに未来を創ろう

~誰もが笑顔になれる故郷(ふるさと)のために~

 

【はじめに】

私がいわきJCに入会させていただいたのは、まだ合併して間もない2005年、先輩からの熱心なお誘いがきっかけでした。当時JCがどんな活動をしているのかは全く知識も認識もない状態で、私のJAYCEE人生はスタートしました。入会した当初は、とりあえず参加してみようという気持ちでしたが、今あの頃の自分を振り返ると地域貢献に対しての意識は低かったと思います。しかし、あの東日本大震災の発災を契機に、自分を取り巻く状況は一変し、それまでなかった故郷をどうにかしたいという気持ちが芽生えました。これまで拝命した数々の役職経験も、自分の価値観を変えるきっかけとなりJC運動を通じて、故郷いわきに対しての感謝の気持ちが大きくなっていました。利他の精神で地域の活性化、発展を願い求め活動するこのJCから、私はかけがえのない仲間と多くの気づきを得ることができました。その活動を通じて得た気づきは、愛する郷土の一員であると再認識させるとともに、この地域の更なる発展を目指して、能動的に行動するという成長の糧となっていました。そして、長きに亘り先輩諸兄から脈々と繋がれてきた伝統と歴史を学ぶことは、現在を生きる私たちが目指すまちづくりの大きな指針となり、そして一人ひとりが挑戦することを恐れず、仲間との切磋琢磨の中で成長し、個と個の価値観が共鳴し活動することが地域の更なる発展、更にはいわきJCの発展に繋がると信じています。私はこれからの時代に何が必要なのかをしっかりと見極め、メンバーの先頭に立ち率先して行動し、誰もが笑顔になれる故郷のためにJC運動を展開してまいります。

 

【未来社会を生きる】

時代は私たちの想像を超えるスピードで刻々と変化しています。ビジネスのあり方、買い物のあり方、生活の全てがAIやIoTの急速な発展により変わってきています。私たちが子どもの頃に、今のようなスマートフォン1つで仕事やコミュニケーションが取れるなど誰が想像出来たでしょうか。そして、昔は当たり前だった事が、今この瞬間には当たり前ではなくなってしまうこの時代に、私たちやこれからを生きる子どもたちはどのように生きていけば良いのでしょうか。世界から日本人は「他人を慮る道徳心」や「心遣い」を賞賛されています。当然、日本人として連綿と受け継がれてきた和の心は大切な事です。しかし、これからの時代、果たしてそれだけで生き抜いていけるでしょうか。今後訪れるだろうと言われている「シンギュラリティ」と呼ばれる技術革新により、AIは人智を越えて更なるスピードで文明すらも大きく変えてしまう時代がいずれ訪れると言われています。今を生きる私たちに必要なことは、来たるべき時代に備えて、デジタルテクノロジーを理解し、地域や社業に対して活用する術を学び、新たな価値を創造出来る人財を育成していくことであると考えます。私たち大人も未来を生きていく子どもたちも共に学んでいくことがいま必要なのではないでしょうか。

 

【新しい魅力創造】

近年、地方創生が叫ばれ、自分たちのまちは自分たちで努力して活性化していかねばならない時代へと突入しました。それは私たちの生活する地域も例外ではありません。いわき市の人口は既に減少傾向にあり、この先間違いなく加速度的に減少が進み、地域社会にとって大きな重荷となってきます。地方創生には安定した雇用の創出や、人口の流入、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえ、時代に合った地域をつくり、地域間の連携を推進する事で、地域の活性化とその好循環の維持の実現を目指す必要があると考えます。私たちいわきJCとしてできる事、やらねばならない事はなんでしょうか。このまちには根付き始めた文化や産業で既に誇れる確かなものがあります。それらを上手く活用して更なる魅力としていきましょう。また、いわき市には、広大な太平洋、自然豊かな山々、有益な公共施設、守られてきた伝統文化など、活用すべき地域資源が多く存在します。この、あらゆる地域資源をどのように利活用して、人を呼び込み、またそこから生まれるビジネスチャンスや投資の可能性を追求していくことも重要であると考えます。そのためにも今こそこの地域のみならず、多くの人が共感できるような新しい魅力の創出をおこなって、誰もが笑顔になれる、たった1つの故郷を目指してまいりましょう。

 

【今を預かる私たちの責任】

本年は、東日本大震災から9年が経過し、10年目を迎える年になります。目に見える復旧や復興は終わりました。10年という年月は、落ち着いた日常生活を取り戻した反面、震災を風化させるにも十分な時間となってしまいました。あの震災以降、防災や減災に対する意識が高まることがあっても、本当に災害に強いまちづくりはなされているのでしょうか。これからの未来を生きる子どもたちが過去を振り返ったとき、なにも残すことが出来ないのであれば、私たちは、未来の子どもたちに悲しい想いを残すだけになってしまうのではないでしょうか。今を預かる私たちだからこそ、未来を生きる子どもたちに力強くなったまちを残してあげられるのではないでしょうか。あの東日本大震災を忘れないためにも、想いをカタチにして未来へ残していきましよう。

 

 

【未来を担う人財育成】

JCという組織の大きな特徴として、20歳から40歳までの限られた時間の中で活動する組織であると言う事があげられます。近年は、少子高齢化に起因する入会者の減少や、入会時期の晩年化に伴う、在籍年数が短い会員が増加しており、活動を通して得られる気づきや学びを得る機会の減少が懸念されています。そのような状況を打破するためには、会員拡大に対する再検証を徹底的に行い、課題解決に向けた取組を行っていかなければいけないと考えます。会員拡大の本質を紐解けば、JC運動を通じて、個々人が成長し、地域の問題に対してビジョンを持って行動できる人財を輩出し続ける事であると考えます。会員一人ひとりがこれからのいわきを担う人財として自覚を持つとともに、社会や社業により良い変化をもたらす人財として成長することが社会に求められる人財なのではないでしょうか。JC運動=個人の成長と紐付けるならば、JC運動を通じて得られる多くの気づきや学びが得られる事を会員全員が理解して活動していくことが重要です。

 

【結びに】

これから先どのような時代が訪れようとも、時代のせいにしてはならない。そして、ひとに対して決して諦めてはならない。私たちは自らが住む地域やひと、そして未来に向けてすべての可能性を信じ、より良くしようと真摯に人生と向き合いJC運動に励んでいる。これからも、何かを与えてもらいながら生きるのではなく、何かを与えられる生き方をしよう。そして、青年という限られた時間を誇り高く、若者らしく生き生きと活動することで、私たち自身の存在価値を証明し、誰もが笑顔になれる故郷を創ろう。全ては未来のために。

 

2020年度いわきJC基本理念

想い溢れるJC運動による次代の「いわき」の創造

 

2020年度いわきJC基本方針

1.未来を切り開く人財の育成

2.新しいまちの魅力創造

3.未来に誇れる力強いいわきの創造

4.次代へ繋がる強い組織づくり

 

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