地域医療改善推進委員会では、3月8日いわき赤十字血液センターより金子課長、
齋藤長、森好主事をお招きし、「献血からみるいわきの現状そして私達
JCにできること」をテーマに勉強会を実施した。昨年のAIDS発症者は
過去最多となっており、新規のHIV感染者も増加している。その一方で、
保健所等への相談件数は減少しているという。原因としては、最近AIDS
に対する意識の低下傾向にあることが考えられる。新規HIVの感染者では
、同性間性的接触による感染が最も多く、約7割を占めるとのこと。
その他の要因としては、不特定多数との性的接触が考えられるという。現在は、
仮にHIVに感染した際に、AIDSを発症をさせない薬が数多く
開発されており、10年~30年発症しないケースもあるという。血液センター
では、感染者からの献血による血液を核酸増幅検査という世界最高レベルの
検査や問診の強化で、輸血による感染の拡大を防ぎ、安全性の向上に努めて
いるそうです。HIV感染者の増加しているのは、先進国でも日本ぐらいだと
いう。良質な血液が献血されるよう、地域住民へHIV感染に関する関心を
高めていく運動が今後必要であると感じた。
開催日 3月8日
開催場所 ラトブ内JCルーム
委員会(主催)名 地域医療改善推進委員会
開催時間 19時
取材担当者名 三瓶裕之