11月29日
第2回JC議連懇談会in衆議院会館
以前にもお知らせし開催された「JC議連との懇談会」
5月に日本JCナショナルアイディンティティ確立会議の事業として衆議院会館で開催し、
その後、小泉進次郎議員の福島県内の数回に及ぶ視察(いわき含む)
を通し国会質問をしていただいた等の経緯や、
8ヶ月以上経過した現在の被災地の現状報告と今後の各被災地への要望などを
お伝えするため、再度「JC議連」(党派を超えた現役JC国会議員の会)
との懇談会を11月29日に衆議院議員会館で開催して頂きました。
今回も福島ブロック内の被災LOMの本・次年度理事長との対談形式で行われました。
今回は、2012年度へ引継ぎの意味も込め、2012年度理事長予定者も
参加して頂いた為、総勢60名程の規模になってしまった為、大きな会議場を確保
して頂きました。
そして今回も細野原発担当大臣・小泉進次郎議員・JC側からは2012年度 井川会頭予定者を
始めとする錚々たるメンバーです。
そしてなんと・・・安藤副会頭(2012年度 日本JC専務理事)のはからいで
私は、井川会頭予定者と細野大臣を挟む形で、細野大臣の隣の席につき会議がスタート
しました。(震災から8ヶ月が経過し・・・様々で壮絶な経験を重ねている為か・・・・
緊張という感覚が全くない自分が最近怖いです・・・・)
議論は4つのカテゴリーに分けて行い
双相地区の理事長様方からは、震災後まだ復旧・復興への目処がたっていない・・・
国の対応の遅さなどの切実な声が意見が飛び交い・・・・
私は「いわき」の現状報告と要望という形で発言をさせて頂きました。
農業・漁業・観光などの事業が未だに壊滅的な現場をお伝えしながら・・
放射能汚染の問題は、他の地域が更に深刻なため触り程度になりましたが、
今後の経済の動向や避難者の雇用を見据えた要望が中心となりました。
いわき市では原発周辺地域からの避難者を現在約2万人抱え、この冬には3万人近くに上るのではないか
という現場を踏まえ、早急に戻るのは困難な状態の為、大きな雇用を生み出す政策が急務であると考える。
現在は、原発関連そして復興関連の需要があり、なんとなく経済が動いているが、本当の実態経済が訪れるのを、
地域の企業は危惧してやまない。特に経営者は不安と危機感を抱いている。
商工会議所の調査によると9割の企業が震災後、売上を落としている(会員企業ベース)
この3年以内に、新たな雇用を生み出す政策や方向性を示して行かなければ、
泥船のように経済が沈んでいき経済が落ち込めば、市民は勿論、非難している避難者の皆様も仕事場が確保できず、
厳しい状況に追い込まれていくだろう。目先の保証や復旧も勿論大事ではあるが、先行きを見据えた大幅な経済政策
に伴う雇用の創出が必要であろう。原発周辺地域の皆様もすぐには地元に帰れないのは、理解しているのではないか?
そして現在緊急時避難準備地域が解除されたが実際には殆どの市民の皆様は帰れないのが現状である。
避難者の皆様も何時帰れるかわからない、この状態のまま過ごしていく訳にはいかないであろう。
避難者の皆様がしっかり次のステージに進む為にも、新たな雇用を生み出す受け皿が必要である。
震災後の過程に於いて、県外への非難は慣れない生活は勿論、情報が少なく結局福島県内に戻ってきているようだ。
更には、福島県浜通りの住民は雪害などに慣れておらず、この冬故郷に一番近い「いわき市」への避難が増えるようだ。
当面は故郷に一番近い「いわき市」を受け皿とし雇用を生み出していく必要があると考える
ただ雇用といっても、すぐに生まれる訳では無い、第三時補正予算にて、洋上風力などの
予算立てをして動きだしているようだが、まだまだ開発段階で、今後の展望が見えていない、
小名浜港などにも力を入れていかなければ・・・・
その他・・・福島県も工業団地誘致などの政策を出して頂いているようだが、今の福島は誘致活動だけで
来てくれる状況ではない、「経済特区」や「税制の優遇」などの措置を国として早めに結論をだして
欲しい、そういった措置があれば、いわき市民は勿論、避難されている皆さんにも次のステージを
準備してあげる事ができるであろう・・・・などなど・・・・・
書いてるときりな無いので・・・・この辺にしときます・・・・
会議は細野大臣の締めの挨拶にて終了致しました。
そして、今年で細野大臣はJCを卒業になるため、(今後はオブザーブ参加)
会議の終了後には・・・党派を越えて・・・・細野大臣が小泉進次郎議員へ歩み寄り、
今後のJC議連の運営の中心となってくれるよう、小泉議員にお願いをして頂いて
おりました。
今回もご設営並びに事業の運営をしていただきました、日本JC
ナショナルアイディンティティ確立会議 青木議長を始めといたしますメンバーの
皆様、本当にありがとう御座いました!!