5月14日
本日は、郡山の福島県看護会館みらいにて第5回(公社)日本青年会議所理事会
及びブロック会長会議、そして日本JC災害対策全体会議が行われました。
全国各地より、200名を超えるメンバー集まっていただき
現在、原発という非常に大きな問題を抱える福島県にて、
現地の声を直に伝えるという機会でもありました。
理事会審議終了後、「東日本大震災」日本JC対策本部 第2回全体会議が行なわれました。
福島県松本副知事や郡山市原市長から挨拶をいただきました。本部からの報告や
各地区の人的支援報告のあと現地報告として福島ブロック坂田会長や各理事長からの現状報告がありました。
また、被災地理事長から直に現場をお伝えする機会を頂き、私も被災地の理事長として、
スピーカー役となり、厳しく先の見えない現場を
お伝えさせて頂きました。
一言で言えば・・・
福島を「チェルノブイリ」のようなイメージにしないで欲しいという事です。
現在、外国から見れば・・・完全に福島という名前は、
「チェルノブイリ」と同じ扱いでしょう・・・
ただ・・・放射線量などを含め、「チェルノブイリ」の頃とは全く国際基準も違いますし、
特にいわき市は、現在風向きの影響で、殆ど放射線の危険は現在ありません・・・
明確な情報が伝わっていないためイメージで「いわきは危険」・・・
「福島は危険な地域」だとということが先行しているのではないかと思いますし、
いわきナンバーで県外に行くと、車をイタズラされた・・・傷付けたれた
文句を言われたなどの残念な報告を聞く機械も最近少なくないです・・・・
そして会議の報告を通し、被災地以外では本当に情報が少ないんだな・・・
という事をあらためて感じることもできました。
スクリーニングをして云々なんて話が普通に出てきますが・・・・
県外の皆様からすれば安全を確保する為、当たり前なのかもしれません・・・が・・・・
我々からすると・・・えっ・・・そんな風に見られてるの!?
って感じで・・・・こちらが問題視している部分とずいぶんギャップがあるな~~~
と感じたりもしました・・・
例えば、いわきでは、普通に生活する分には全く問題無い放射線量ですし、
今問題になっているのは、将来を担う子供達を取りまく環境のほうですね。
それも、あくまで万が一将来なにかあったら困るという所で・・・
教育委員会とPTAなどは・・・・方向性を決められず・・・・
困っているのが現場です!!
夕方からは、
福井会頭を囲んでの、理事長懇談会を開催して頂きました。
こちらでは、更に細かい各被災地の現場を報告すると共に、
逆に・・・自粛ムードはそろそろ止めて頂きたいことも伝えさせて
いただきました。
東北で言えば、関東圏が自粛ムードになってしまえば・・・・
自ずと東北地方の経済にも影響を及ぼします。
イコール復興も遅れるという事です。
最終的な本当の復興とは、経済の復興です。
これが地域の全ての原動力であり、足元ではないでしょうか!?
物やお金がしっかり廻り、経済が動きさなければ、じわじわと・・・
泥舟のように沈んでいってしまいます・・・
来週には・・・・
国会議事堂にて・・・JC議連(JCの現役国会議員メンバーで構成する)
の皆様にお会いする機会を頂きましたので、
「いわき」そして「福島」に対する、今後の風評被害対策など、
政策的な話を直に国政の場に届けて参りたいと思います。