明学生との街づくりに関する意見交換会

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グランドデザイン策定委員会は明治学院大学経済学部経済学科准教授 服部圭郎(けいろう)氏のゼミナール生
との復興およびまちづくりに関する意見交換会をおこなった。
今回訪れたゼミ生は「まちを知るにはまず直接足を運び、見て、聞くこと」としていわき市内の津波被害沿岸部視
察、一般市民からの震災直後の様子を聴取し、各NPO団体との意見交換会を経ていわきJCとの意見交換会に
臨んだ。
内容は主として震災直後の被災支援活動に最も迅速な対応をしたいわきJCの震災後の様子から今に至るまで
の活動を聴取した。
そして自分たちが見たいわきに対する率直な意見を各ゼミ生が発表し、「駅前の様子は被災地とは思えない賑
やかさであるが、歩く人は少ない。歩く人は目的をもって歩いている。散歩やウインドウショッピングのように目的
もなく歩いている人がいない。目的もなく歩きたいまちが今後のまちの活性化にはよいと思う。」
「津波被害の地域で聞き取りをしたが、正直聞きづらく心苦しかったが、いわきの人はみな快く質問に対して応対
してくれた。いわき市民のあたたかい人柄を感じ取れた。」
「いわき市が原発の恩恵をほとんど受けていないというのには驚いた。私たちは原発があれば県内すべての人に
恩恵があるものと思っていた。しかし、今回の震災でこれだけの被害を受けているにもかかわらず、原発を反対す
る人が思ったより少ない。」など様々な感想を述べ、自分たちなりの今後のいわき市への提案として「今回の震災
を忘れず語り継ぎ、原発被災地としての発信をするためにも博物館などの建設をしてみては」などの意見がでた。
今回の意見交換会はゼミ生は被災地の現状を見て聞くことが出来、我々はいわき市民として学生たちに被災地
の正確な現状の情報発信ができた。
これをきっかけに今後進められる情報の交換が風評被害の払拭そして復興への一歩となることを願いたい。

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開催日         5月27日(日)

開催場所        平コミュニティ会館

委員会(主催名)   グランドデザイン策定委員会

取材担当        理事長 丹野 知・専務理事 鈴木基治